News&Topics
道を拓け 「ソト」に打って出よ
東海北陸道全通記念シンポジウム 経済人ら800人の熱気 (2008.6.3)


 
 建設法公布から44年、着工から36年を経て、中部の山塊を南北に貫き、北陸と東海を直結する東海北陸自動車道の全線開通を約1ヶ月先に控えた6月3日(火)、砺波市のホテルニチマ倶楽部で「中部縦断交流、始まる。〜 東海北陸自動車道全線開通記念シンポジウム『中部交流圏の展望』〜」を当会主催により開催した。県内の商工会議所会員など企業関係者を中心に、観光・行政関係者など800人が参加し、全通へと高まる期待で会場は熱気を帯びた。
 当会の米原蕃東海北陸道全通記念イベント実行委員長が司会進行。中尾哲雄代表幹事が「対岸諸国の発展で日本海側の比重が高まる中、この道路が開通することは大変タイムリー。ひとつになった中部経済交流圏の可能性を考えたい」と開会挨拶し、石井驤 富山県知事(代理:齋田道男副知事)が「中部経済界をリードしている方々による今回のシンポジウムを契機に、中部圏の交流が益々発展することを心から念願する」とメッセージを寄せた。
 
 記念講演は 笹津恭士 トヨタ自動車 代表取締役副社長(本県高岡市出身)により「『ウチとソト』〜トヨタの「ものづくり」 日本の「人づくり」〜」というテーマで行われた。笹津氏は、強い企業をつくる条件として改善を怠らない現場、未来志向、人材育成の重要性を強調し、「富山県の企業は高いレベルのコア技術と優れた人材を武器に、さらに外へ打って出て行くべき」と激励した。  
●記念講演で激励する笹津恭士氏
 
●左から大辻氏、田島氏、川村氏、中尾コーディネーター
 パネルディスカッションは中尾代表幹事が進行、中部経済同友会の川村悌弍代表幹事が「道路開通を機に物流だけでなく『人流』が活発化する。愛知経済を押し上げた万博もまず交通網の整備から始まった」とエールを送り、岐阜県同友会の田島一男筆頭代表幹事は「東海北陸道は総延長の3/4が岐阜県内を走る。観光ニーズに合致したICに対する認定制度創設や産業団地を組み込んだ観光ルートづくりなど活用策を探りたい」と抱負を語った。大辻義弘 中部経済産業局長は、開通で北陸と東海が補完しあう新たな経済圏が誕生するとし、「連携を深めていけば、東海北陸地区がアジア有数のものづくりの集積地になる」と期待を込めた。
 レセプションは関係者100名が参加。当会の新田八朗副代表幹事が今回の「地産地消」メニューを紹介して開会。新木富士雄北陸経済連合会会長は「古来からぶり街道にみられる交流が山越えの困難を縫って行われてきたが、全通はまさに山を動すに等しく、北陸と東海の新たな大交流時代が始まる」と挨拶。野利男 砺波商工会議所会頭が地元を代表して乾杯し、若鮎やどじょう、岩牡蠣など全て地元食材で取り揃えた特選メニューに参加者は地域の魅力を確信した。最後に米原実行委員長が参加者・関係者への御礼と閉会挨拶を述べ、盛会のうちに終了した。
●地産地消をテーマに地域の魅力を確認




Copyright(C)2000-2004 Toyama Association of Corporate Executives All rights reserved.