令和3年の締めくくり 会員が一堂に会す-12月会員定例会・年末懇親会- | 富山経済同友会

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2021.12.07
定例会

令和3年の締めくくり 会員が一堂に会す-12月会員定例会・年末懇親会-

 令和3年を締めくくる12月会員定例会・年末懇親会が12月7日(火)、ANAクラウンプラザホテル富山で開催され、会員・来賓約200名が出席した。

◆12月会員定例会
 12月会員定例会は企業経営委員会(伊勢徹委員長)が主管し、アイリスオーヤマ株式会社 代表取締役会長で(一社)仙台経済同友会終身幹事の大山健太郎氏が「いかなる時代環境でも利益を出す仕組み」と題して講演を行った。

講師:大山健太郎氏

  大山氏はまず、19歳で家業を継承した後、時代に対応して業態を転換してきた同社の歴史を振り返った。そして、オイルショックで倒産寸前となった経験から、企業理念の第1条には「会社の目的は永遠に存続すること。いかなる時代環境に於いても利益の出せる仕組みを確立すること」を掲げ、不況の時も利益を出し続ける経営を目指していると説明した。
 続けて、常に消費者の立場で、ユーザーの不満、不便を解決する「ユーザーイン」の発想で需要を創造し続けてきたこと、製造と問屋機能を併せ持つ「メーカーベンダー」で流通の無駄を省き、市場を創造してきたことなどを紹介した。
 最後に、急な変化に対応できるよう工場稼働率を7割に抑えるなど、同社の経営はビジネスチャンス優先であり、「余裕は利益につながる」としたうえで、「業種にとらわれることなく、自社の強みをつなげていくことが、大きなビジネスチャンスにつながる」と述べ講演を締めくくった。

講演会風景

◆年末懇親会
 続いて年末懇親会が開催され、来賓に定例会講師の大山氏を始め、富山県から新田八朗知事、横田美香副知事、荻野佳子教育長、三牧純一郎知事政策局長、助野吉昭地方創生局長、岡本達也経営管理部長、布野浩久商工労働部長、富山県市長会から夏野修会長(砺波市長)、(一社)仙台経済同友会の川嶋輝彦常任幹事・事務局長をお招きした。

懇親会会場

 懇親会での新型コロナウイルス感染防止対策について事務局から説明した後、麦野英順代表幹事が「コロナの収束とその後の経済の飛躍を願っている。われわれ同友会が地域経済を盛り上げていくため、来年も積極的な活動への参加をお願いしたい」と開会の挨拶を述べた。

麦野代表幹事 開会挨拶

 続いて来賓を代表して新田知事が挨拶し、夏野市長会会長の発声により、当会では恒例となった地酒で乾杯が行われ、懇親会は和やかな雰囲気のうちに始まった。

新田知事 来賓挨拶

夏野市長会会長 乾杯ご発声

 懇親会ではアイリスオーヤマ㈱が開発したAI搭載の配膳・運搬ロボットのデモンストレーションが行われ、テーブルまで正確に料理を運ぶロボットに参加者は関心を寄せていた。また懇親会会場前のロビーではAI除菌清掃ロボットのデモンストレーションも行われた。

配膳・運搬ロボットのデモンストレーション

 最後に、塩井保彦代表幹事が閉会の挨拶を行い、「今年も昨年と同様、ウイズコロナの中にあって、同友会の活動もオンラインの活用を余儀なくされるなど制約があったが、来年も積極的な同友会活動をしていきたい」と語り、盛会の内に懇親会は終了した。

塩井代表幹事 閉会挨拶