鹿島アントラーズが考える地域の将来像 -12月会員定例会- | 富山経済同友会

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2022.12.08
定例会

鹿島アントラーズが考える地域の将来像 -12月会員定例会-

 12月会員定例会は地域創生委員会(山本覚委員長)が主管し、株式会社鹿島アントラーズエフ・シー取締役社長の小泉文明氏が 「鹿島アントラーズが考える地域の将来像」と題して講演を行った。
講師:小泉文明氏
 小泉氏は、ホームタウン(茨城県鹿嶋市はじめ5市)やコア商圏の人口がJ1クラブ最小規模であることなどを紹介し「小規模の街は日頃から行政と民間との距離が近く、新たなテクノロジーを導入する際のハレーションはさほど大きくならない。小さな街から大きな変化を起こすことは可能であり、都市間競争などでも勝機は十分見込める」と訴えた。続けて「これまでハード整備が主体であったまちづくりの分野にネット企業が参入しているように、全ての産業に大きなイノベーションが起こる可能性がある。様々なビジネスの分野で大きなチャンスとなる」と強調した。
講演会の様子
 次に、ファン・サポーターや企業とのパートナーシップ強化はもとより、行政と共に地域課題の解決に向けた自主事業を展開し、地域の一体感醸成やスポーツを通じた地域産業などの振興に取り組んでいるとし「スポーツチームやスタジアムが、企業や地域を繋ぐハブとしての役割を担うことは、産業・観光面だけでなく地域のブランディングなど地域全体へ大きな効果をもたらす。デジタルツールや副業人財の活用などは地方都市ほど強力に役立つ、メルカリのノウハウ活用により鹿島アントラーズの経営をアップデートし、チームやスタジアムが地域の核となり活性化に貢献していくことが将来ビジョンである」と語り、講演を締めくくった。
講演会の様子