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世界に冠たる『創造的復興の中核拠点』を目指して 山崎光悦氏 講演 ー1月会員定例会ー
世界に冠たる『創造的復興の中核拠点』を目指して 山崎光悦氏 講演 ー1月会員定例会ー
1月会員定例会を1月27日(月)、オークスカナルパークホテル富山で開催。福島国際研究教育機構(F-REI)理事長の山崎光悦氏が「福島国際研究教育機構の創造的復興への挑戦」と題し講演を行った。今回は地域創生委員会(池田治郎委員長)が主管し、会員約100名が参加した。
山崎氏は、まず、金沢大学長時代に取り組んだ大学改革について、そして、日本の大学改革の最新動向について、自身の経歴とともに言及。金沢大学での科学技術イノベーション創成に向けた研究面・教育面での改革事例や、現在携わる地域の中核大学や特色ある研究大学の強化促進事業等について紹介した。
そのうえで、現在、自身が理事長に就く福島国際研究教育機構について説明。福島をはじめとする東北の復興実現、ひいては、日本の科学技術力・産業競争力強化の牽引による経済成長への貢献を掲げる同機構の、発足の経緯や定める計画・ビジョン等を紹介するとともに、取り組む5つの研究分野の詳細と同機構が併せ持つ「研究開発」「産業化」「人材育成」「司令塔」といった4つの機能について解説した。
「復興を実現しその先の未来を切り拓くためにはイノベーションが必要であり、そのために、世界最高水準の研究開発に取り組める環境を整える」。山崎氏の明朗な語りからは、「世界に冠たる『創造的復興の中核拠点』を目指す」との熱い想いと強いリーダーシップが感じられた。
能登半島地震から1年、被災地復興について多くの示唆を得る貴重な機会となり、講演後には活発な質疑応答がなされた。