富山の潜在力を活かそう 佐々木 経世氏講演会 -8月会員定例会- | 富山経済同友会

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2018.08.06
定例会

富山の潜在力を活かそう 佐々木 経世氏講演会 -8月会員定例会-

8月会員定例会が8月6日(月)、ホテルグランテラス富山で開催され、イーソリューションズ株式会社代表取締役社長の佐々木経世氏が「『地方創生』と『産業化』に関する一考察」と題して講演を行った。
講演会は地域創生委員会(稲田祐治委員長)が主管し、会員約100名のほか、森雅志富山市長、村椿晃魚津市長、上田昌孝滑川市長、大野久芳黒部市長、笹原靖直朝日町長が出席した。

講師 佐々木 経世氏

佐々木氏は、まず、「地方創生とは、産業が生まれ、雇用が生まれ、税収が増えること」であり、「産業化とは、観光資源などその地域にある潜在力を最大化すること」であるとし、自治体ごとの非効率な公共事業を広域で集積し、自治体と企業との連携が今まで以上に重要になってくると説いた。
次に、観光業、林業、水産業における産業化について、富山県の現状分析と国内外における成功事例について紹介した後、「富山県にも多くの素晴らしい宝がある。自分たちの持つ資源をどのように活用するかが重要である」と強調した。
さらに、効率的に課題を解決する仕組みについて、EUの事例を挙げ、「多くの都市があるEUでは、各都市に共通する課題に対し、『ファイウェア』と言われるプラットフォームを活用し、自治体と企業とが連携してサービスを開発しており、多くの新たなビジネスが誕生している。こうしたことが自分たちの地域にも当てはまるのか、また、これを参考に自分たちで考えるのかということを選びながら地方創生を考えていけば良い」と語った。

講演会風景

最後に、「地域の潜在力を最大化し活用することで、地方創生につながる産業が生まれる。富山には使えるものが沢山ある。地域の強みを活かしたモデルが構築され、それが富山県発で日本全国に広がっていくことを希望している」と述べ、講演を締めくくった。

講演後の質疑応答