活動報告
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東京でUIJターンの魅力を発信 ―とやナビプロジェクト―
東京でUIJターンの魅力を発信 ―とやナビプロジェクト―
人財創出委員会(中澤宏委員長)は2月23日(日)、とやナビプロジェクトをJR新宿ミライナタワーにて開催し、会員企業23社と合計36名の社会人・学生が参加し、盛況を呈した。
本企画は、これまで2度にわたり開催されたUターン促進事業「おかえりプロジェクト」を発展させたもの。参加対象者を「富山県出身の社会人女性」から「富山県へのUIJターンを考えている社会人・学生の男女」へと拡大した。
冒頭、新田代表幹事が開会挨拶を述べ「富山は自然に恵まれ、日本海側有数の産業集積地として沢山の雇用を生み出している。一方で近年富山へのUIJターン人口は増えていくトレンドにあり、そんなバック・トゥ・富山の勢いを加速していただきたいという想いから今日のプロジェクトを企画した。富山は皆さんを待っています。今日の機会を是非前向きに捉えていただきたい」と呼びかけた。
続く講演会ではまず、第1回のおかえりプロジェクトに参加し、昨年南砺市にIターンした髙桑 加乃巴氏が演台に立ち、自らの体験談を語った。愛媛で生まれ、東京、富山と移住してきた髙桑氏は、東京でのソフトウェアエンジニアの経験等を経て、現在南砺市に住まいし酒造会社に勤めるに至った経緯をありのままに紹介した。移住を考えるうえで重要なポイントとなる「人」や「お金」についてストレートに取り上げ、学生を中心とした参加者にとって非常にリアリティーをもったレクチャーがなされた。
次に、北陸銀行システム統括部の有賀 啓満氏からIターン体験談が語られた。長野県出身の有賀氏は、東京生活から家族がまず富山へ先行移住し、後に自身が移住した稀なケースを例に挙げながら、家族や価値観の多様化について説明。家庭と仕事のバランスを保つ一つの考え方としてのUIJターンを紹介し、「失敗よりもできなかったことに対する後悔のほうが強く残る」と参加者の移住を応援し講演を締めくくった。
その後、マイナビ北陸営業所長の砂坂英彰氏より、自身の転職経験も交え富山県内の採用市場や労働環境についてレクチャーがあった後、富山県 移住・UIJターン促進課 課長 舟根 秀也氏より移住支援金制度等について情報提供をいただき、講演会は終了した。
続く座談会では、参加者が各社のブースを自由にめぐり、経営者や人事担当者と面談した。県内企業を代表する経営者と直接話ができるまたとない機会に、参加者達は時間の許す限り熱心に言葉を交わし、自身をアピールしていた。
終わりに、麦野代表幹事が「今回3回目の開催となるが、参加者の皆さんからは、かつてない熱気を感じた。今回の趣旨は富山県へのUIJターンということだが、富山から世界で活躍することを意識して頑張って欲しい」と参加者にエールを送り、とやナビプロジェクトを締めくくった。