第4次産業革命で「地方の時代来る」 志賀俊之氏講演 -2月会員定例会- | 富山経済同友会

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2020.02.18
定例会

第4次産業革命で「地方の時代来る」 志賀俊之氏講演 -2月会員定例会-

2月会員定例会が18日(火)富山電気ビルデイングにて開催され、元日産自動車㈱代表取締役兼COO(最高執行責任者)で元経済同友会副代表幹事、現在は㈱INCJ 代表取締役会長を務める志賀俊之氏が「第4次産業革命、ビジネスの常識が根底から変わる。そして、地方にチャンスが訪れる。」と題して講演を行った。講演会は企画総務委員会(牧田和樹委員長)が主管し、会員約80名が出席した。

講師 志賀俊之 氏

志賀氏は最初に、あらゆるモノやサービスがつながる実証都市「コネクティッド・シティ」をコンセプトとする「TOYOTA WOVEN CITY」の動画を再生。今後の日本の未来(2050年)を見据えた場合、自動運転技術を確立するには公道ではなく私有地であるこのような未来都市を作って、企業や研究者に幅広く参画してもらいCASE、AI、パーソナルモビリティ、ロボット等の実証をする必要があると語った。
続いて、今後の第4次産業革命について言及。IoTやBig Data、AIがもたらすものとして、「リアルとバーチャルが融合する新時代」の到来を予想し、また「必要な時に必要なものが提供される世界」になると説明し、今後のモビリティー社会の進化の方向性について、①E:Electrification(CO2削減目標とその長期シナリオ)②A:Autonomous(自動運転技術)③C:Conneced(ヒトと車、車と車、EVと街といったあらゆるものの繋がり)④S:Shared(ムダのないシェアリングエコノミー)の4つに分けて展望を述べた。
最後に、これからの社会は大量生産から個別化・地域化の時代へ変化し、デジタル革命により地方都市は大都市圏から離れている距離のハンディがなくなるとし「地方にチャンスが訪れる」と解説、講演を終えた。

講演会風景