持続可能な地域経済社会の発展を目指す ~創立60周年記念式典~ | 富山経済同友会

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2021.04.27
イベント

持続可能な地域経済社会の発展を目指す ~創立60周年記念式典~

創立60周年記念式典

4月27日(火)、創立60周年記念式典が富山国際会議場で開催され、当会会員のほか、来賓として新田八朗富山県知事、藤井裕久富山市長、(一社)金沢経済同友会 福光松太郎代表幹事はじめ、経済団体の代表者、富山県商工労働部長など約230名が出席した。開催に当たっては検温、手指の消毒、座席の間隔を取るなど新型コロナウイルス感染症対策を徹底した。

冒頭、この10年間に逝去された物故会員26名の方々のご冥福をお祈りし、出席者一同が黙祷を捧げた。スクリーンには、物故会員の在りし日のお姿をお一人ずつ映し出し、元気にご活躍された当時を偲んだ。

続いて、麦野英順代表幹事が式辞を述べた。麦野代表幹事は「現代は、物事の変動が大きく、不確実で、複雑に事象が絡み合い、解決策の見つからない、まさしくVUCAの時代と言われる状況であるが、そのような今こそ、当会の設立趣意書にもある、『進歩的経済人の機関として、現実に密着した知識と経験を駆使し、自由な立場から積極的に政策面に参加し、県の経済発展、ひいてはわが国経済に貢献する』ことが求められている。富山県も人口減少や高齢化問題、地球温暖化いわゆるカーボン・ニュートラルへの対応など、様々な課題を抱えているが、当会は本日SDGs宣言を行い、持続可能な地域経済社会の発展を目指して、積極的に取り組んでまいる所存である」と抱負を語った。

麦野代表幹事

麦野代表幹事式辞

続く来賓紹介では来賓の皆さまをお一人ずつ紹介、会場からは大きな拍手が送られた。

次に60周年記念事業として新型コロナウイルス感染症対策にご尽力されている医療従事者への支援として、富山県に6百万円の寄付金を贈呈するため、目録の贈呈式が行われた。麦野代表幹事から新田知事に目録を贈呈し、新田知事より麦野代表幹事に感謝状が贈られた。

医療従事者への支援として寄付金贈呈

続いて、来賓を代表し新田知事より祝辞を頂戴した。新田知事は「コロナ感染症はまた拡大の兆しを見せているが、県民の命と暮らしを守ることを最優先課題とし、この危機を乗り越えなければならない。その一方でビヨンドコロナの時代を見据えて、県民、県内企業の皆さまとワンチームとなって富山県の成長戦略を描き、その実現に向かって頑張っていきたい。富山経済同友会は60周年を契機に一層会員の結束を強め、本県経済の発展、社会課題の解決にご尽力いただきたい」と語った。

新田富山県知事

新田富山県知事来賓祝辞

 続いて、祝電の披露が行われ、県内外よりお祝いのメッセージが多数寄せられたことが報告された。

祝花と祝電

そして記念品贈呈では代表幹事として当会の発展に尽力された、5人の特別顧問(中尾哲雄氏、髙木繁雄氏、久和進氏、米原蕃氏、新田八朗氏)とともに、事務局に勤務した事務局長経験者5名と事務局員経験者8名に対し、麦野代表幹事より記念品が贈られた。

歴代代表幹事記念品贈呈

事務局OB記念品贈呈

 引き続き、2020年度に60周年記念事業担当役員を務めた羽根由常任幹事が創立50周年以降の「富山経済同友会の10年のあゆみ」を懐かしい写真を投影しながら説明した。2012年4月に当会が主管し富山で開催した第25回全国経済同友会セミナーを皮切りに、富山県ふるさとの歌「ふるさとの空」の発表会、「同友会の日」の発足、北陸新幹線開業イベント、富山おかえりプロジェクト、「全国立山大使の会」キックオフミーティング、代表幹事北京ミッション、TOYAMA KATARAI CAFE2020、フィールドワーク「大人の遠足」、スケッチオーデション~原石発掘~などのプロジェクト、会員定例会、海外経済視察、海外教育事情視察、三山経済同友会交流会など2021年3月までの多くの事業が紹介された。

羽根常任幹事

富山経済同友会の10年のあゆみ

続いて、2020年度にSDGs推進担当役員を務めた高林幸裕常任幹事がSDGs宣言を行った。高林常任幹事はSDGs宣言の経緯、当会が取り組む重要課題を説明した後、声高らかに宣言し、会場からは大きな拍手が沸き上がった。

高林常任幹事

SDGs宣言

最後に塩井代表幹事が挨拶。来賓の皆様に感謝の言葉を述べた後、「私ども富山経済同友会は昭和36年の設立時の理念・精神を継承しながら、次の70周年に向け、地域との連携を図り、行動指針「創造する経済人 行動する同友会」のもと積極的に同友会活動を行い、地域社会の発展に貢献していきます」と締めくくった。

なお、式典後に記念祝賀会開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症対策のため中止とし、式典出席者に手土産を配付した。