ベンチャーを育成しよう 中村利江氏講演―1月会員定例会― | 富山経済同友会

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2022.01.31
定例会

ベンチャーを育成しよう 中村利江氏講演―1月会員定例会―

 1月会員定例会が1月31日(月)、ホテルグランテラス富山で開催され、出前館 前代表取締役社長の中村利江氏が「起業が富山を元気にする~ベンチャーから2500億円ユニコーンに成長させた経験から~」と題して講演を行った。講演会は人財活躍委員会(中澤宏委員長)が主管し、講師と会場をオンラインで結ぶリモート登壇の形で行われ、会員約150名が参加した。

リモート登壇する中村利江氏

  中村氏はまず、日本のGDPや起業率、ベンチャーキャピタルの投資額などの観点から日本の厳しい現状を説明。変革へのチャレンジや投資をされないと日本企業はグローバルの企業に抜かれていくと訴えた。
 その後、ベンチャーに挑戦した経緯を振り返り、リクルートやほっかほっか亭での経験から、営業とスタッフ職の双方が機能しないと企業は成長しないと実感した上で、経営者になれたのは幸運であったと語った。
 続けて、出前館の黒字化からユニコーン企業になるまでの取組みを説明。業務提携からM&Aなどのレバレッジ戦略を経て成長させたこと、世界トップの機関投資家から経営戦略の勉強をしたこと、更なる成長を見据えて経営を退いたことなどを語った。

 最後に、これまでと同じことをしているだけでは日本企業は取り残されると訴え、ベンチャーの育成や積極的に社内のやる気のある若手に権限を委譲し、富山の産業を活性化させてほしいと述べ、講演を締めくくった。

講演会風景