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子どもたちに主体的な学びを 関田晃氏講演 ‐1月会員定例会‐
子どもたちに主体的な学びを 関田晃氏講演 ‐1月会員定例会‐
1月会員定例会を 1月31日㈬、オークスカナルパークホテル富山で開催し、さいたま市立大宮国際中等教育学校 校長の関田晃氏が「よりよい世界を築くことに貢献する地球人の育成を目指して~県内唯一の中等教育学校、関東唯一の公立IB(MYP+DP)校の取組~」と題して講演を行った。今回は教育問題委員会(土屋誠委員長)が主管し、会員69名と、県教育委員会・県内公立学校の教職員11名が参加した。
さいたま市立大宮国際中等教育学校は、国際バカロレア機構(本部ジュネーブ)の認定を受けた国際的な教育プログラムを提供する中高一貫校。講演の冒頭で、関田氏は、この日の午前に自らが撮影した同校の授業風景の動画を用いて、生徒たちが自ら考え、発表し、発表内容を生徒同士で批評し合って授業を進める様子を紹介した。
続いて、国の教育改革について、「生産年齢人口の減少、グローバル化の進展や技術革新等により社会が急速に変化し、日本が厳しい時代を迎えることが予想される中、国は新しい時代に必要となる資質・能力を育成するために学習指導要領の改訂を行い、学びの形態を、主体的・対話的で深い学び、いわゆるアクティブラーニングの形態に変えようとしている」と説明したうえで、「新しい学習指導要領のベースにあるアクティブラーニングは、まさに国際バカロレア認定の教育プログラムが得意とするところ。当校は、これまでにない様々な方策で探求的な学びを深めていき、『世界の未来の作り方を学ぶこと』を目指している」と述べた。
そして、「大学入試のための勉強ではなく、よりよい世界を築くことに貢献するための力を育成することが当校のフィロソフィーだ」と熱く語った。