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京都で次世代エネルギーを議論 -第9回日本海沿岸地域経済同友会代表幹事サミット-
京都で次世代エネルギーを議論 -第9回日本海沿岸地域経済同友会代表幹事サミット-
日本海沿岸地域の相互交流、連携・推進を目指して、平成20年9月に第1回を富山で開催して以降、今回で9回目の開催となる日本海沿岸地域経済同友会代表幹事サミットは10月17日(月)に京都市のウェスティン都ホテル京都で開催された。北海道から沖縄まで計14道府県の同友会(北海道、青森、秋田、山形、新潟、富山、金沢、福井、京都、神戸、鳥取、島根、福岡、沖縄)から約100名が参加、当会からは中尾哲雄特別顧問、久和進・米原蕃両代表幹事、塩井保彦・新田八朗副代表幹事、川本元充・久郷愼治の両常任幹事、津嶋春秋とやま交流委員会委員長ら計11名が参加した。
最初に、京都経済同友会の増田寿幸代表幹事から開会挨拶があり、引き続き第1部は「『環日本海沿岸のガスパイプライン』と『新世代エネルギーを考える』」を演題に増田代表幹事が講演。今年5月に日本海沿岸地帯振興連盟が発表した「国土強靭化と地方創生のための『日本海国土軸』の形成と『環日本海交流』の推進に関する特別決議」を引き合いに「パイプラインの整備は喫緊の課題ではないか」と発言。京都府舞鶴市-兵庫県三田市間のパイプの敷設案を紹介し、高速道路地下の埋設の要望を提案した。
続いて第2部は、「大規模災害時におけるエネルギー拠点と次世代海洋エネルギー資源」をテーマにパネルディスカッションを行った。山田啓二氏(京都府知事)、藤本武士氏(経済産業省資源エネルギー庁 電力・ガス事業部 ガス市場整備室長)、海老沼孝郎氏(鳥取大学大学院工学研究科 社会基盤工学専攻メタンハイドレート科学講座 寄附講座教授)の3氏がパネリストとして登壇。京都経済同友会常任幹事で北部部会長の今井一雄氏がモデレーターを務め、大規模災害に対応するため、ガスパイプラインの敷設などエネルギー供給体制の整備の必要性について意見交換を行った。東日本大震災後のガスの復旧に宮城県と新潟県を結んだパイプラインが役立ったことから、整備の拡充について話し合い、海底にある次世代資源メタンハイドレートの開発を進めることも議論した。
その後、行われた交流レセプションでは、オープニングで京都の学生が第14回京都学生祭典「京炎そでふれ!スペシャルバージョン」と題して威勢よく舞を披露し、会場は一気に華やかな雰囲気に包まれた。
続けて京都同友会の鈴木順也代表幹事の歓迎挨拶、山下晃正京都府副知事から来賓挨拶があり、乾杯挨拶は当会の中尾哲雄別顧問が行い、次回の神戸開催を発表した。
最後に、神戸同友会の塚本晃彦代表幹事が次回開催に向け挨拶、閉会挨拶は京都同友会の今井常任幹事が行い、レセプションは大盛況のなか終了した。
翌18日はエクスカーションが開催され、当会から7名が参加。爽やかな秋晴れもと「海の京都」宮津・天橋立を巡るコースを満喫し帰路に就いた。