時代の荒波を乗り越えるコンパスを持つ 森 健二氏 講演会 ー7月会員定例会ー | 富山経済同友会

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2017.07.12
定例会

時代の荒波を乗り越えるコンパスを持つ 森 健二氏 講演会 ー7月会員定例会ー

7月会員定例会が7月12日(水)、富山電気ビルデイングで開催され、会員約130名が参加。元週刊ダイヤモンド副編集長の森健二氏が「困難な世界に向き合い、新しい時代の経営を築く~「中庸」を射貫け!実感的リーダー論~」と題して講演を行った。

講師 森 健二氏

森氏は、経営者は鷹のように空の上から広く俯瞰する鋭いまなざしと、鵜のように水の抵抗をものともせず魚を捕まえられる敏捷性を鍛え、五感を研ぎ澄ましてほしいと語った。
続いて、過去の成功に囚われ、時代が求める「価値の本質」のズレに経営者が気付かないことが企業の衰退の原因となると語り、常に変動する「価値」に照準を合わせ、変化の本質をとらえるため、経営者は意識と感度を敏感に研ぎ澄ませてほしいと訴えた。
また、変化の激しい時代には地図でなく問題の根本原因をつかまえる良いコンパスを持つことが重要であり、見出した根本原理を一番簡単に説明する方法を見つけることで、説得力とコミュニケーションが生まれると解説した。

講演会の様子

最後に、シンギュラリティへ向かう時代の中で大切なことは、哲学や理念を持ち、仲間と価値の本質を追求していくことだと述べ、その方法は一方に偏らず、矛盾の両側面を調和させる「中庸」を目指すことであり、観察と考察を繰り返し、チャレンジとスキルのバランスを取れた最適状態の好循環を回すことが肝心であると締めくくった。 

会場風景