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秋田で「未来を拓くひとづくり」を議論 ―第12回日本海沿岸地域経済同友会代表幹事サミット-
秋田で「未来を拓くひとづくり」を議論 ―第12回日本海沿岸地域経済同友会代表幹事サミット-
日本海沿岸地域の相互交流、連携・推進を目指して、平成20年9月に第1回を富山で開催して以降、今回で12回目の開催となる日本海沿岸地域経済同友会代表幹事サミットが10月31日(木)に秋田市の秋田キャッスルホテルで開催された。北海道から沖縄まで計14道府県の同友会(北海道、青森、秋田、山形、新潟、富山、金沢、福井、京都、神戸、鳥取、島根、福岡、沖縄)から総勢157名が参加、当会からは中尾哲雄特別顧問、麦野英順代表幹事、塩井保彦副代表幹事をはじめ会員15名が参加した。
秋田同友会の小笠原直樹代表幹事からの開会挨拶に続き第1部は「ふるさとの未来を拓く人づくり」を演題に堀井啓一秋田県副知事が講演。
冒頭、昨年の第100回全国高等学校野球選手権記念大会で準優勝した金足農業高校(秋田県)、本年準優勝した、星稜高校(石川県)を紹介し、甲子園大会未制覇の都道府県が日本海沿岸地域に多いことを挙げ、「これからは日本海沿岸地域の時代が来る」と主張した。その後、秋田県における人口減少対策について、若者の県内定着や多様性に富んだ持続可能な社会を担う人材育成を目標に、移住・定住の促進、交流人口・関係人口を拡大させる取組みや秋田県内の大学における地域貢献活動の事例紹介があった。
続く第2部では、「地方創生と大学の役割」をテーマにトークセッションを行った。山本文雄氏(秋田大学学長)、小林淳一氏(秋田県立大学学長)、霜鳥秋則氏(秋田公立美術大学学長)、鈴木典比古氏(国際教養大学学長)の4氏をパネリストに招き、人口減少の著しい日本海側における若い人材の育成と定着といった課題を中心に意見交換を行った。
モデレーターは秋田テレビ㈱代表取締役社長の石塚真人氏(秋田同友会会員)が務め、各大学による取組の紹介や大学卒業後も秋田に残ってもらえるような地域貢献活動、産官学連携の重要性について等、多岐にわたって議論がなされた。
その後、行われた交流レセプションでは、穂積志氏(秋田市長)から歓迎挨拶、堀井啓一氏(秋田県副知事)から来賓挨拶があり、乾杯挨拶は伊藤満氏(秋田同友会副代表幹事)が行った。その後、秋田名物であるナマハゲが勇壮な踊りや太鼓の演奏を披露し、会場は一気に活気に包まれた。
終盤には当会の中尾 特別顧問(当サミットの提唱者)が「参加14県のうち12県まで毎年開催し、こんなに繁栄することができ嬉しく思っている。日本海沿岸という枠組みにおいて、今後は韓国や中国を集めるくらい更に発展して欲しい」と挨拶し会場を盛り上げ、鳥取同友会の米原正明代表幹事が次回開催に向け挨拶、閉会挨拶は秋田同友会の北嶋末治代表幹事が行い、レセプションは大盛況のなか終了した。
翌日にはエクスカーションが開催され、当会から麦野代表幹事はじめ6名が参加。爽やかな秋晴れのもと「秋田大学医学部付属病院シミュレーション教育センター」「国際教養大学」を視察し帰路に就いた。