がんになっても安心して暮らせる社会の実現に向けて 中屋みゆき氏が講演 -8月会員定例会- | 富山経済同友会

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2019.08.08
定例会

がんになっても安心して暮らせる社会の実現に向けて 中屋みゆき氏が講演 -8月会員定例会-

8月会員定例会が8月8日(木)、富山電気ビルデイングで開催され、建築デザイナーの中屋みゆき氏が「『がん』と共に生きる人を支えるこれからの企業 あなたは、社員は、家族はどうあるべきか?」と題して講演を行った。講演会は働き方改革委員会(遊道義則委員長)が主管し、会員約120名が出席した。
中屋氏ははじめに、年間1万人近くががんに罹患し、3千5百人ほどが死亡する、そして若い方も多くがんに罹患している現状について説明した。

講師 中屋 みゆき 氏

次に、中屋氏自身ががんを患い、身体的苦痛、孤独などの精神的苦痛、仕事や家庭、人間関係などの社会的苦痛から生きる意味を失いかけたが、1冊の本との出会いで生きる勇気をもらい、生活習慣の見直しなどで7年後にがんを克服した経験について語った。
この経験を社会貢献活動に繋げていくため、中屋氏は平成25年、富山県がん総合相談支援センターにおける1期生としてがんピアサポーターとなり、講演活動やがん診療連携拠点病院の患者サロン活動で患者へのアドバイスを行っている。また昨年11月には「一般社団法人なちゅらる・ケアサポート」を設立し、がん罹患者への社会問題と課題に取り組んでいる。
最後に、2人に1人ががんになる時代に、がん再発予防に向けた「がんを知り・がんを学ぶ」、そしてがんになったらどう支えていけばよいのか社会全体で理解を深める必要があると力説し講演を締めくくった。

講演会風景